小児矯正
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お子さまの正常な発育を支えるために
小児矯正は、6歳から11歳のお子さまの成長に合わせて治療することで、口腔機能の土台を整えることを目的としています。
歯ならびや噛み合わせは見た目だけでなく、呼吸・姿勢・睡眠・口腔機能の発達など、全身の成長に大きく関わっています。近年増えている「お口ポカン」や口呼吸、いびき、日中の眠気なども、歯ならびや顎の成長が影響している場合があります。
当院では、お子さまが正常な発育を支え、生涯の健康を守れるよう、精密な診断をおこない、矯正医と連携して治療しています。
お子さまのお口に少しでも気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
こんな習慣はありませんか?
こんな習慣は、お子さまの成長や健康に影響を与える可能性があります。気になる習慣がありましたら、お気軽にご相談ください。
- ポカン口
- 口呼吸
- 猫背
- 爪噛み
- うつぶせ寝
- 顎にシワが寄る
- 頬づえ
- 舌を突き出す
悪習慣による影響
口呼吸による健康トラブル
口呼吸が続くとお口が乾燥し、風邪やウイルスに感染しやすくなります。また、アレルギー症状の悪化や、鼻づまり・いびきが増える原因にもなるため、日常生活にも影響する場合があります。
睡眠の質低下・SAS・日中の眠気
歯ならびや顎の成長に問題があると、気道が狭くなり、いびきや浅い睡眠が増えることがあります。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)につながる場合もあり、日中の眠気や集中力低下の原因にもなります。
学習能力や集中力への影響
十分な睡眠が取れなかったり、口呼吸が続くことで脳の働きに影響し、授業中にぼんやりする・集中できないといった症状につながる場合があります。
顎の成長障害・顔貌への影響
頬づえや舌の癖、口呼吸は顎の成長を妨げ、上顎が狭くなる、口元が出る、顔がゆがむなどの原因になることがあります。
歯ならびへの影響
顎の成長が不十分だと、永久歯がならぶスペースが足りず、ガタガタした歯ならびや出っ歯、受け口が起こりやすくなります。
早めに骨格を整えることで、歯がきれいにならびやすくなり、将来の矯正治療期間の短縮や負担の軽減にもつながります。
食べる・話す・飲み込む機能の低下
歯ならびや舌の位置が正しくないと、「うまく噛めない」「発音がしづらい」「飲み込みにくい」など、日常の基本的な機能に影響が出ることがあります。
こどもの矯正の特徴
痛みの少ない治療
成長途中の柔らかい骨や筋肉は動かしやすく、拡大装置や口腔機能訓練など、負担の少ない方法で無理なく治療できる特徴があります。
抜歯のリスクを抑えられる
大人になってからの矯正では、スペース不足により抜歯が必要になる場合がありますが、小児期であれば顎の成長をコントロールして自然にスペースを確保できるため、非抜歯で治療できる場合があります。
後戻りしにくい噛み合わせへ
指しゃぶり・口呼吸・舌の癖などの悪習慣が原因の場合、矯正で歯だけを動かすのではなく、生活習慣や口腔機能から整えることで、治療後の後戻りが起こりにくくなります。
短期間で治療できる
成長期の矯正は、発育の力を利用して歯列や顎の成長方向を導くため、大人より短期間で治療できる場合があります。
顔立ち・骨格バランスが整いやすい
口呼吸や舌の位置などを改善し、正しい筋機能が育つことで、顎の正常な発育を促し、バランスの良い骨格や顔立ちへ成長しやすくなります。
小児矯正のタイミング
6歳前後まで(前歯4本の生えかわりまで)
指しゃぶり・舌の癖・口呼吸など、歯ならびに影響する習慣の改善を目指します。悪習慣を見直すだけでも、出っ歯や噛み合わせの乱れが自然に整う場合もあるため、必要に応じて矯正装置を使用しながら、お子さまの成長を見守り、無理なく治療を進めます。
治療は保護者の方と相談しながらおこないますので、分からないことや心配なことがあればいつでもご相談ください。
Ⅰ期治療(6歳~11歳頃)【予防矯正】
乳歯と永久歯が混在する時期におこなう矯正です。顎の成長をコントロールすることで、噛み合わせが正しく発育する環境を整えます。
軽度の症状はⅠ期治療だけで終了することがあり、Ⅰ期治療をおこなうことで、Ⅱ期治療(本格矯正)がスムーズに進みやすくなる特徴もあります。
当院では、精密な診査・診断のうえで、必要な治療内容を判断し、保護者の方と相談しながら治療を進めています。
Ⅱ期治療(12歳以降)【本格矯正】
顎の成長がほぼ終了し、永久歯が生えそろった時期におこなう矯正です。Ⅰ期治療で整えきれなかった部分の微調整をおこなう場合があります。
成長期に整えた噛み合わせや顎のバランスを活かして、安定した歯ならびと健康な噛み合わせを目指します。
こどもの矯正装置
拡大床
取り外し式の入れ歯のような装置を装着し、顎の成長を促すことで、歯がきれいにならぶスペースを整える矯正装置です。
お口の中に入れ、付属のネジを定期的に調整することで、少しずつ顎を広げ、歯が正しくならぶ環境を整えます。
- 非抜歯治療が期待できる
- 取り外し可能
- 食事や歯磨きに支障が少ない
- 違和感や軽い痛みを感じることがある
- 話しにくさを感じる場合がある
- 自己管理が必要
プレオルソ
柔らかいマウスピース型の装置で、歯ならびや噛み合わせの誘導と口腔機能を整える矯正装置です。
口呼吸や舌の位置の癖を改善しながら、顎の発育を促すことで、お子さまの正常な発育を支えます。
- 装着時の痛みが少ない
- 取り外し可能
- 悪習慣の改善につながる
- 自己管理が必要
- 再矯正が必要になる場合がある
ヘッドギア
歯や顎の成長方向をコントロールするために、顔の外側から力をかける装置です。
主に上顎の成長を抑えたり、前歯の突出を防ぐ目的で使用されます。
- 上顎の成長をコントロールできる
- 整えにくい部分を調整できる
- 違和感や痛みを感じる場合がある
親御さまへのお願い
矯正治療は矯正医だけで進められるものではなく、装置の管理や調整、毎日のブラッシングなど、「ご家庭のサポート」が大切になります。
お子さまの将来の健康にもつながるためにも、ご協力をお願いいたします。
リスク・副作用
- 歯や顎の状態によっては、歯を抜く必要が生じる場合があります。
- 装置を装着した直後は、歯が動くことで痛みや違和感を感じることがあります。
- 装置が頬・唇・舌に触れることで、口内炎ができることがあります。
- 歯周病などで歯茎が下がっている方は、矯正により歯茎がさらに下がる可能性があります。
- 重なっていた歯が整列することで、歯茎と隣の歯との間に小さな隙間(三角形の隙間)ができる場合があります。